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松山増男の食へのこだわり その2
お待たせいたしました(別に待ってないか!!)
松山の食へのこだわり、その2!
予告通り~
スペインの美味しい生ハムと、どんぐりの関係をお伝えします。
昨年、松山はスペインとポルトガルに旅をしてきたんですが
その旅の目的として
ポルトガルには世界遺産、古城、文化のスピリチュアルを感じ取り
スペインへにはイベリコ豚から作るイベリコ豚生ハムの探求が主でした。
イベリア半島のドングリをたっぷりと食べて育ったイベリコ豚は
世界最高峰の生ハムに仕上がると言われています。
最近はイベリコ豚の名前が高級食材として
日本でも有名になってきましたが
何がそんなに違うのか?
イベリア半島のドングリは日本のドングリと
比べるとスラッと縦長な形をしています。
このドングリはオリーブなどと全く同じ、オレイン酸の
成分を含みます。
なので毎日ドングリだけを100%食べたイベリコ豚の
脂身は驚くほどさらっとした食感で口の中でとろけてしまいます。
豚・豚・ブタなのに脂身がオリーブオイル同様オレイン酸100%って
なんてフルーティーな豚なんでしょう~~~
これはまだハムにはなっていないイベリコ豚で
ステーキやシャブシャブでいただくとわかりますね。
ベーコンもいいですなぁ・・(ジュルジュル唾が・・)
■少しイベリコ豚のウンチクを説明しよう!!~
イベリコ豚とはスペインのイベリア半島に住む半分は野生のような黒豚です。
母豚から乳離れした「子イベリコ豚」は餌を探しますね。
その頃イベリアの森ではどんぐりがワサワサと実っています。
で、そのどんぐりを食べて育ったのがイベリコ豚です。
100%どんぐりを食べて大きくなったイベリコ豚を特別に
「ベジョーダ」といいます。
少し時期がずれてしまい、どんぐりが少ななくなった期間は
お腹がいっぱいにならないので、飼育用の餌を25%ほど与えます。
このイベリコ豚は「レセボ」といわれます。
さらに時期がずれてドングリが足りない季節で、飼育用の餌を
50%ほど食べたイベリコ豚は「ピエンソ」と呼んでいます。
このように成長する迄に食べたどんぐりの実の量で、
3種類に区別されているんです。
なので100%どんぐりの実を食べた「イベリコ豚のベジョーダ」くんは
秋からどんぐりを食べ初めると、大体2月ごろから5月ごろまで
出荷される事になります!
おぉ、今が旬の始まりじゃないですか。。
これは、またスペインに行かないと?
ちなみにトンデンファームでの生ハムは
イベリコ豚ではありませんが、こだわりの製法で
北海道らしい味わいとなっています。
ぜひ一度ご賞味を!
さて今日はここまで、また来週~